※この記事は「メルマガクチコミナビ|マーケティング担当者のための口コミ・評判サイト」の編集部に寄せられた各商品・サービスへの口コミ
「もっと自分の言葉で、読者と深くつながりたい。でも複雑なメール配信ツールは苦手…」――そんな悩みをお持ちの個人事業主や起業志望の方も多いのではないでしょうか。SNSやブログのアップデートだけでは伝えきれない想いを、あえてメールという“距離の近い”媒体で届けたい。けれど難しい設定や専門用語だらけのサービスには気が引ける…。 そんな方にこそ知っていただきたかったのが、今回ご紹介する「TinyLetter(タイニーレター)」です。実際に私も長期間使ってみた1ユーザーとして、このサービスの魅力と惜しい点、さらには「サービス終了」後の代替策まで本音で解説します。驚くほど手軽で、気持ちがしっかり届く。「TinyLetter」を使ってみたからこそ分かった実像を、たっぷりとお伝えします!
1. TinyLetter(タイニーレター)を選んだ理由と使い始めるまでの流れ
1.1. シンプルなニュースレター配信サービスが欲しかった背景
私がTinyLetterを使い始めたのは、SNSのアルゴリズムに左右されず、「本当に伝えたい相手」に定期的にコンテンツを届けたかったからです。たとえば、個人でオンライン講座の案内を送りたい時や、ブログでは書けない裏話をシェアしたい時。人気のある大手配信ツールは多機能な反面、どうしても登録が複雑で、英語表記のナビゲーションに戸惑うことも…。そこでネット上で「初心者」「無料」「簡単」と評判のTinyLetterにたどり着きました。
1.2. 難しい知識不要!登録から初回配信までの手順
実際に登録してみて驚いたのは、シンプルな導線と日本語でも迷わない直感的な画面。氏名、メールアドレス、希望ユーザー名を入れて2分でアカウント完成。本当に「名前を決めてメール認証」これだけでスタートできるのです。その後も配信設定、購読募集ページの用意、テキスト入力など全てが迷うことなく進められました。最初の一通を送り出すまで、わずか10分。まるで友人へメールを送るようなやさしさで、煩雑なステップは一切ありませんでした。
1.3. 無料で手軽に始められる点が魅力だった
他の同業サービスと違い、TinyLetterはなんと「完全無料」。これが、個人ユーザーや小規模ビジネスの大きな後押しになりました。毎月の料金が発生しないから、最初は趣味やテスト運用としても気軽に使えますし、途中でやめたり再開したりもノーリスク。とことん“敷居の低さ”にこだわった設計は、「やってみたい!」を応援してくれる、理想のサービスだったと思います。
2. TinyLetterの分かりやすさ&主な特徴まとめ
2.1. 直感的な操作画面で初心者でも安心して使える仕組み
TinyLetterの画面は、良い意味でとてもシンプル。たった一画面で配信文を作成・編集でき、余計なメニューや難しい専門用語は一切ありません。色味・文字の装飾も最低限で、まさに“文章勝負”のニュースレターにピッタリ。 案内ページや登録フォームも自動で生成され、「読者獲得~配信」までが一貫して用意されています。メール配信初心者の私でも「どこから手をつければ良いか分からない」と困る場面はゼロ。英語が苦手な方にも分かりやすい、優しい設計になっています。
2.2. デザインや機能はあえてシンプル!その利点とは?
「お洒落なデザインテンプレートや、細かい自動返信、読者ごとのグループ分け機能…」そうした派手な機能は削ぎ落とされています。ですが、この「余計なものを付けない姿勢」がTinyLetter最大の武器! メール本文もHTMLなどの装飾が最小限なので、とにかく読む側にとって分かりやすい。配信者も「伝えたい内容」にだけ集中できるから、SNSやブログのように“映え”やPV争いに左右されずに済みます。必要最小限の物静かなデザインだからこそ、企画や文章がストレートに届く。これは他にはないメリットです。
2.3. 開封率など基本的データ分析も可能
「本当に読まれているのかな…?」という不安も、TinyLetterならしっかりサポート。管理画面上で“何人に開封されたか”“どのリンクがよくクリックされたか”など、メール運用に必須の基本的データ分析機能がついています。高度なグラフやセグメントはありませんが、「最低限の振り返り」をしたい個人運営には十分です。
3. TinyLetterのおすすめユーザー・活用シーン徹底解説
3.1 SNSやブログより「もっと深いつながり」を作りたい人向け
SNSは便利ですが、どうしても「広く浅く」なりがち。本当に伝えたい相手に、「私だけに届いた」という感覚で言葉を届けたい時、TinyLetterはぴったりです。たとえば、
- 新商品のアイデアや進捗を応援者にだけシェア
- 限定イベントやクローズドな情報発信
- 読者と継続的にやりとりする“心のこもったお便り”
といった使い方に特に力を発揮します。
3.2 インフルエンサー、作家、小規模コミュニティに特に相性◎
特に向いているのは「顔が見える距離感で交流したい」個人発信者。たとえば人気作家やイラストレーターが、SNSを補完する“ファン向け便り”として定期配信。小規模なオンラインサロン運営者が、会員限定の相談や裏話を出すのにも便利です。フォロワー数の大小にかかわらず「温かい応援」が生まれやすい仕組みです。
3.3 個人プロジェクト・趣味活動への具体的活用例
私自身、読書会の会員連絡や、趣味の週末エassy配信に活用してきました。小規模プロジェクトでも、メンバーに「一体感」や「限定感」が伝わるので、ファンクラブ的な使い方もおすすめ。また、手紙文化への回帰を大切にするクリエイターが自分の物語を直に発信する“ミニマガジン”運営にも最適です。
4. タイニーレターでできること&使い方完全ガイド
4.1 登録者リスト管理から一斉送信までステップバイステップ
登録・配信は驚くほどシンプル。
- 専用ページからメールアドレスを収集(読者にも手間なく登録可能)
- 登録者は自動的にリスト化、管理の手間がかかりません
- エディタ画面でメール本文を作成し「Send」で一斉配信
- 配信履歴&分析もすぐに確認
特別な知識ゼロで、最低限の管理がワンクリックで完了。日々忙しい事業主にも理想的なフローです。
4.2 予約配信と分析データ利用―少し進んだ便利ワザ
地味に便利なのが「予約配信」機能。仕事や家事の合間に原稿を書き貯め、希望日時で自動送信も可能。また、配信後には「どこまで届いたか」を開封率分析でチェック。予定と成果を並行して見られ、最低限のマーケティングも意識できます。難しいツールは使いたくないけれど、“ちょっと効率化したい”ユーザーには嬉しい設定です。
4.3 WebCatalog経由アプリ版も試してみた体験談
さらに一歩進んでみたい方には、WebCatalog Desktopを使ったデスクトップアプリ版もおすすめ。アプリ経由なら、複数アカウント管理が楽になり、作業ごとにブラウザを開き直す手間もカットされます。私も仕事用・プライベート用を分けて管理していたので重宝しました。
5. 他メールマガジンサービスとの違いと強み
5-1. Mailchimp/Revue等との比較ポイント
業界大手のMailchimpや、同じく終了したRevueと比べると、TinyLetterの最大の違いは“圧倒的なシンプルさ”。 細かいグループ配信や多彩な自動返信…高機能を売りにする各社と異なり、TinyLetterは「読者集め」「一斉配信」に集中。余計な操作が無く、“本当にメールを出したい人”のためだけの仕様です。多機能ツールは便利だけど慣れが必要…という人にはちょうど良いバランスです。
5-2. 業界最小クラス!?運営コスト0円という安心感
Mailchimpなど大手では“無料枠”が小さく、ある程度の規模になるとすぐ課金。TinyLetterは「完全無料」で、利用規模による追加料金もありません。運営コストを抑えたい、まずはお試し感覚で始めたい人にはこの上ない安心感です。
5-3. 複雑機能なし×気軽さならTinyLetter一択
多機能な有料ツールは「やりたいこと」が増えれば増えるほど便利。ただ、配信ごとに悩みたくない・最低限だけやりたい、というライトユーザーには、シンプル一点張りのTinyLetterこそが最適と言えます。
6. 惜しまれつつ終了…TinyLetter退会後どうする?代替案考察
6-1. Mailchimp有料プランへ移行したリアルな感想
2024年2月末、母体であるMailchimp社がTinyLetterのサービスを惜しまれつつ終了。既存ユーザーも有料プランへの移行を促されました。実際にMailchimpへ移行してみると、たしかに「高度な機能」「詳細な分析」は魅力的。一方で、登録や各設定の複雑化、毎月の費用発生で“気軽さ”や“手軽な更新”はやや損なわれた印象です。エンタープライズには最適、けれど個人や趣味ユーザーにはオーバースペックと感じる部分も大きいのが正直な感想です。
6-2. EcoSendほか注目されている新鋭サービスまとめ
TinyLetter難民の間で次に注目されているのが「EcoSend」。地球環境配慮を掲げ、無料トライアルや植樹活動をポイント化したユニークなメールマーケティングプラットフォーム。こちらは豊富な機能と再生可能エネルギーによるサーバー運用が特徴。業務規模や価値観に合わせて、Mailchimp本体のライトプランや、国内の簡易型メール配信サービスも検討候補になります。
6-3. 今後のメルマガ運営選びで重視すべきポイント
選ぶ際のポイントは「料金体系が分かりやすいか」「登録や配信のしやすさ」「最低限ほしい分析機能」「サポート体制」「自分の続けやすさ」。TinyLetterの流れるような簡単さと、”心のこもった直送感”を他のサービスにもぜひ求めたい。小さな配信でも“届ける体験”がストレスにならないことが、本当に長続きするメルマガ運営には不可欠だと感じました。
7. 実際に使って感じた改善要望&注意しておきたい点
7-1. Vercelセキュリティ通過必須―よくあるトラブル対策
サービス利用時にはVercelによる自動セキュリティチェックが入り、まれに「JavaScriptを有効にしてください」と表示されてしまうことがあります。たまにこの表示で焦る人もいるようですが、ほとんどの場合はブラウザの設定問題。簡単な対応(JavaScript有効化)で解決しますが、“とまどいポイント”として一度は知っておいて損はありません。
7-2. 高度なマーケ可視化/自動返信など不足項目について
セグメント配信や凝った自動返信、ドラッグ&ドロップでのリッチなデザイン編集など、高度な機能は非対応。キャンペーン運用やリード獲得を本格化したい時には他サービスへの乗り換えが現実的です。「最低限の機能が揃っていればOK」という方には心地よいですが、“分析=数字勝負”の業務には物足りなさも残ります。
7-3. 無料ゆえサポート充実度には限界あり
そして一点、困った時のヘルプやエラー対応は無料らしく“即レス”や日本語FAQの充実感には欠けます。ちょっとしたシステム不具合や操作ミスに弱い部分を痛感しました。個人の自己解決力が必要な場面もあるので、「分からないときは調べながら使う」姿勢も大事かと思います。
最後に――実際にTinyLetterを通じて感じたのは、「シンプルさこそが信頼につながる」ということ。派手な機能や大量の数字でなく、“一人ひとりに届ける体験”を大切にしたい方には、唯一無二の存在だったと心から思います。惜しくもサービスは終了しましたが、その精神は今後のサービス選びにも生かしたいです。
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